【GODOX】XproとX1Tの違いを比較・レビュー!オススメはどっち?

どうも!トムジローです!!
僕がオススメしているフラッシュメーカーのGODOXにはフラッシュでライティングをするために必須なワイヤレスシステムも用意されています!
カメラからフラッシュに電波を飛ばすラジオスレーブには2機種ありますが今回はその違いを比較してレビューしたいと思います!!

が!!その前に簡単にフラッシュのワイヤレスシステムについて解説します。
ワイヤレスには通信タイプ放送タイプの2種類があります。
(GODOXは放送タイプ)
通信タイプはリモートコマンダーと呼ばれる送信機とフラッシュをペアリングしてフラッシュを認識させます。
それに対して放送タイプはラジオスレーブと呼ばれる送信機でチャンネルを設定し、それと同じチャンネルをフラッシュでも設定します。

通信タイプはペアリングをしているので周りに同じシステムを使う人がいても問題ありません。
放送タイプは同じチャンネルを設定している人が近くにいると連動してフラッシュが光ってしまいます。
(これが弱点と言われていますがGODOXのラジオスレーブは3000以上のチャンネルが使えるので心配はいらないです。)

逆に通信タイプの場合、ペアリングしたリモートコマンダーでしかフラッシュをコントロールできないのでカメラを2台持ちした場合など、複数台の送信機がある場合、毎回ペアリングが必要になります。
(フラッシュがペアリングできるコマンダーは1台のみ)

ワイヤレスシステムまとめ
通信タイプ
・混線の心配がいらない
・複数台の送信機を使いづらい
・価格が高い

放送タイプ
・チャンネルを合わせれば複数の送信機から簡単に操作できる
・混線の可能性がある(GODOXには対応法あり)
・価格が安い

カメラメーカー純正のフラッシュは通信タイプを使っているものが多いです。
非純正のメーカーはほとんどが放送タイプですがチャンネル数が多ければ混線が解消されるのでデメリットは限りなく0に近くなります。

ここら辺を踏まえて本題に入りましょー!!

送信機でコントロールできること

まずは送信機でコントロールできる項目をざっとまとめてみます。

  • フラッシュを発光させる
  • 光量(パワー)を調節する
  • TTLを使用する
  • 複数台のフラッシュをグループ分けする
  • 照射角を変更する
  • ハイスピードシンクロを使用する
  • 後幕シンクロを使用する
送信機の役割はこれしかありません。
上2つのフラッシュのパワーを調節して発光できればまずはワイヤレスライティングが可能になります。

TTL
使用すると環境に合わせて自動で光量を設定してくれます。
(TT600はマニュアル専用のため使用できません)

グループ分け
グループわけすることによりそれぞれのフラッシュの設定を調節することができます。
(ちなみにラジオスレーブの場合チャンネルを合わせれば一気に100台のフラッシュをコントロールすることも可能ですw)

照射角の変更
設定ができるとフラッシュを細くして遠くまで届くようにしたり、広くして全体的に照らすことが可能になります。
(TT600はラジオスレーブからの変更はできません)

ハイスピードシンクロ
この機能を使用すると200分の1以上のシャッター速度でもフラッシュを使用できます。

後幕シンクロ
シャッター速度が遅い場合、フラッシュが光るタイミングを一番最後に合わせます。

XproとX1Tのスペック比較

GODOXのラジオスレーブには上位機種の「Xpro」と下位機種の「X1T」のがあります。

▲上位機種のXpro


▲下位機種のX1T

2つの機能の比較表を作ってみました。

Xpro X1T
TTL
グループ分け 3グループ
(拡張で5グループ)
5グループ
(拡張で16グループ)
照射角の変更 〇(制限あり)
ハイスピードシンクロ
後幕シンクロ
価格
(2018年10月7日時点)
約7600円 約5200円

はい!どちらも全ての機能が使えます!!
※X1Tの照射角の変更は複数台ある場合個々に変更することができません。

他のメーカーだと下位機種ではできない機能があったりバックライトが光らないなどの細かい違いがあったりしますがGODOXの場合は使える機能は全く同じです。

え?じゃあ価格の安いX1Tでいいんじゃね!?

と思うことでしょう。。
しかしそういうことではないのです!!
XproはX1Tで完成された機能を最大限に引き出すために操作性を追求した機種になります。
そもそもGODOXのフラッシュのほとんどにラジオスレーブの機能が内蔵されています。
しかし内蔵だと操作性がめちゃくちゃ悪いので使っている人はまずいません。

フラッシュのパワーを調整するときはファインダーから目を離してラジオスレーブの画面を見ながらの操作になります。
その時に画面が小さくて見づらかったり、ボタンを押す回数が多かったりすると撮影のテンポが悪くなりますよね。

フラッシュの設定はカメラの画面には表示されないため、見やすくて設定しやすいものが好まれているのです。

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2機種を実際に使用してみた感想・レビュー

実際に2機種を買ってみたので細かいところまでレビューしていきます。

画面の見やすさ

2機種をならべるとこんな感じ!

まず見てわかるのが画面の大きさでXproはX1Tに比べて2倍以上のサイズです。
しかし重量はXproの方が20gほど軽いです。

そしてカメラに取り付けたときの角度も違います。
Xproは斜めに傾いているので見やすいですがX1Tは真横から見なければいけません。
実際に使ってみるとX1Tでも悪くはないですがXproの方がはるかに使いやすいと思いました!!

操作性

操作性では圧倒的にXproの方が上です。
ラジオスレーブで一番多い操作はパワーの調節です。
「虫眼鏡ボタン」を押すと使っているグループの1つが大きく表示されます。

このモードにしておけばダイヤルを回すだけでパワーを変更できるようになるのでフラッシュが1台のときなどは非常に便利です。

これに対してX1Tは一度「GRボタン」を押してからダイヤルを操作しなければいけません。

たった1回操作が増えるだけですが調整してテスト発光するたびにその操作が必要になるのでかなり面倒くさいです。
しかも電源を切ると毎回「Bグループ」にカーソルが合っているので
【ダイヤルでAに合わせる】

【GRボタン押す】

【ダイヤルで調整】
という操作が必要になります。

これかなり面倒くさい。。

 

Xproはグループの設定が分かりやすく表示されていますし、左側のボタンがグループに連動しているので直感的に操作できます。

メニュー画面

メニュー画面には大きな違いがあります。
まずはXproのメニュー

BEEP音の設定を変更するメニューというのが見て分かります。
上にはスタンバイ、下にはステップの設定があるのも分かりやすいですね!

こちらはX1Tのメニューです。

は?なにこれ??

設定がONになっているのは分かりますが項目が分かりません。(BEEP音の設定)
X1Tは電卓のような8の字で表現している画面なので文字が表記されません。

Fnの数字ごとの設定をすべて覚えておく必要があります。

Fn00…同期遅延設定
Fn01…オートパワーオフ(OFFで切れなくなる)
Fn02…照射角の設定
Fn03…シンクロコードを繋ぐ時の設定
Fn04…後幕シンクロ
Fn05…最小発光量
Fn06…グループ数の設定
Fn07…BEEP音
Fn08…光量設定を送信するタイミング
Fn09…発光タイミング以外の設定不可
Fn10…ID設定

X1Tの利点

操作性では全くXproに勝てませんがX1Tには天板にホットシューがついています。
ここにフラッシュを取り付ければ発光させることができます。

ワイヤレスでライティングしているときにカメラにフラッシュを取り付けることはほぼないと思いますが
AD200にAC200とH200Rをつけたときにクリップオンのように使用することができるようになります。

レアな使い方ですがXproにはできない使い方です。

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オススメはどっち??

どちらがオススメかと言われたら間違いなくXproになります。
操作性が悪いと撮影中に焦ったりして写真に影響を及ぼす可能性があります。

2000円が惜しい!!

という人以外はXproを買ったほうが幸せになれると思いますよ!!

ちなみにXproやX1Tは型番についているアルファベットでどのメーカーに対応しているか判別できます。

C…Canon
N…Nikon
S…Sony
F…富士フィルム
O…オリンパス・パナソニック

※マニュアル撮影なら別メーカー用のものでも使用可能です。

 

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