【非純正ストロボ】GODOXがオススメな理由・比較レビュー・評判・製品まとめ

どうも!トム次郎です!!
最近使うようになったGODOXのフラッシュが安くて最高だったんですがあまり情報がなかったので徹底的にまとめて機種による機能の比較やレビュー記事を書いてみました!!
カメラを始めるとフラッシュが使いたいシーンが来ると思います。
夜に撮影するからただ被写体を照らしたい!ポートレート撮影でモデルをライティングしたい!などなど。
しかしカメラメーカー純正品のフラッシュはとても高い。。。
そこにお金をかけるより高性能で安いGODOXのフラッシュを買ってレンズとかにお金をかけようよ!という記事です。

純正と非純正の違い

まずGODOXの前に純正と非純正フラッシュどちらを買えばいいか迷っている方のために違いから話したいと思います。

先に言っておきますと
純正だからできて非純正だとできない機能はありません。

マニュアルでしか使えない機種もありますがオート(TTL)機能や高速シャッター時に使用するハイスピードシンクロなどの機能は非純正でも使えます。

純正と非純正の違いは価格とサポート体制です。
主要メーカーのフラッグシップモデルのフラッシュの価格はこんな感じです。

これらは明るさの目安になるガイドナンバー(GN)が60という大光量の機種です。

そして各メーカーの最も安いフラッシュの価格はこんな感じです。

これらの機種は低価格ですがパワーが小さく使える機能もかなり少なくただ照らすだけしかできません。

そしてGODOXのフラッシュの価格がこれ!

左側がGN60の機種で右側がコンパクトな機種です。どちらもオートで使えるTTL機能やハイスピードシンクロにも対応しています。
大光量の機種は同じ性能なのに価格は3分の1以下
小型の機種は純正よりも安く機能は上位機種と同じなのでライティングにもしっかり使えます。

その代わり格安のストロボにはサポート体制に怪しさが少し残ります。
Amazonで買うと輸入品になるのでマニュアルは日本語ではないですし。

しかし何かを表現するためにストロボを買うわけです。
同じ性能のものをわざわざ高い値段で1台買うよりも安いものを複数台買ったほうが表現の幅も広がります。
1灯だと正面から照らすライティングしかできませんが純正のフラッシュ1灯の値段でフラッシュ3灯とワイヤレスコントローラーを購入できます。(5万円しないのでお釣りがでますこれで3点照明ができますね!
もし3点照明を純正でやろうとするとGN60の場合いくらになるでしょうか?
5万円するフラッシュ3灯に2万円以上するリモートコマンダーが必要です。
合計17万円以上!!
フルサイズカメラが買えちゃいますね!!

純正だろうが非純正だろうができることは同じなので
表現にお金を使いたい!という人には間違いなく非純正のストロボがオススメです!!

こんな人は非純正がオススメ!
・表現にお金を使いたい人
・ブランドにこだわりがない人
・複数台を使ってライティングをしたい人


▲複数台ライティングでの表現はイルコさんの解説がわかりやすいです。


▲ワイヤレスでストロボを発光させることで雨を止めて撮影することもできるようになります。

機能とスペック比較

GODOXのフラッシュは大きく分けて3種類あります。
さらにそれをコントロールするそれらをワイヤレスでコントロールするためのラジオスレーブがあります。

  1. カメラフラッシュ
    電池で動作するカメラに直接取り付けられるタイプ
    一般的にクリップオンストロボと呼ばれるもの
    小型だが光量は小さめ
  2. ワイヤレスフラッシュ
    カメラに直接取り付けられないがクリップオンストロボより大きな光が作れるタイプ
    電池で動作するためロケにも使える
    (ラジオスレーブ必須)
  3. スタジオフラッシュ
    コンセントにつなげて使用する大光量のフラッシュ

そしてGODOXの最大の利点は1つのラジオスレーブでこれらの機種をワイヤレスコントロールできるところです。(しかも低価格!!)
低価格のカメラフラッシュからスタートして大光量のワイヤレスフラッシュ、スタジオフラッシュにグレードアップしたときでも同じワイヤレスシステムのまま使えます。
例えばメインのライトがスタジオフラッシュ、バックライトをカメラフラッシュといった組み合わせも可能です。

①カメラフラッシュ(クリップオンストロボ)

※右にスクロールできます

TT350 V350 TT600 TT685 V860Ⅱ
ガイドナンバー 36 36 60 60 60
TTL(オート機能) ×
ハイスピードシンクロ
電源 単三電池×2 リチウムイオン電池 単三電池×4 単三電池×4 リチウムイオン電池
発光回数(フル発光) 210回 500回 230回 230回 650回
ID機能 ×
照射角 24~105mm
無線で変更〇
24~105mm
無線で変更〇
24~200mm
無線で変更×
24~200mm
無線で変更〇
24~200mm
無線で変更〇
価格の目安
(2018年10月時点)
約1万円 約1万7000円 約7000円 約1万2000円 約2万円
MEMO
ガイドナンバー…光量の目安
TTL…明るさを識別して自動で光量を調節してくれる機能
ハイスピードシンクロ…シャッター速度が200以上などになったときでもフラッシュが使える機能
電源…単三電池だと予備バッテリーを安価で購入可能だが残量が表示されない。リチウムイオン電池だとチャージ速度が速く1本で使用できる回数も多い。また電池の残量を詳しく表示することができる。
発光回数…電源1セットで最大の光量で発光できる回数。
ID機能…大型イベントなどでGODOXを使っている人が周りにいたときにチャンネルが被らないようにできる機能。(基本の32ch以外にIDを99個を持てる)
照射角…光の幅を変えられる角度。またワイヤレスでコントローラーから変更ができるか。

TT350


小型の機種で持ち運びに便利な機種です。
小さいですが機能面では上位機種に引けを取らず全ての機能を備えています。
ただし光量は小さめです。

こんな人にオススメ
・旅行などに持っていくために小型のフラッシュが欲しい人
・光量は気にせずオートで使いたい人
対応メーカーごとに探す
C N S F O/P

※C…Canon用  N…Nikon用  S…Sony用  F…富士フィルム用  O/P…オリンパス・パナソニック用

V350


TT350の上位機種で電源がリチウムイオンになっています。
光量は変わりませんがチャージ速度が速く電池容量もたっぷりあるのでバッテリー切れの心配がありません。

こんな人にオススメ
・予備バッテリーの準備が面倒な人
・光量は気にしないが連射を多用する人
対応メーカーごとに探す
C N S F O/P

※C…Canon用  N…Nikon用  S…Sony用  F…富士フィルム用  O/P…オリンパス・パナソニック用

TT600


マニュアル専用ですが最も低価格なフラッシュです。
注意点としてはID機能が使えないのでコミケなどの大きなイベントでGODOXを使っている人が近くにいると混線して勝手に光ってしまうことがあります。
照射角をラジオスレーブからワイヤレスで変更することができません。
また古い機種なのでファームウェアアップデートも行われないようです。

こんな人にオススメ
・オートを使わなくて低価格なフラッシュが欲しい人
・周りにフラッシュを使っている人が多い場所に行かない人
対応メーカーごとに探す
C/N/F/O/P S

※C/N/F/O/P…Canon・Nikon・富士フィルム・オリンパス・パナソニック用 S…Sony用

TT685


TT600の上位機種です。
TTL(オート機能)・ID機能・ワイヤレスでの照射角変更に対応し液晶画面がバックライトになったので暗い時でも操作がしやすいです。
新しい機種なのでファームウェアのアップデートも行われています。

こんな人にオススメ
・大光量でオート機能が欲しい人
・イベント撮影などに参加する人
対応メーカーごとに探す
C N S F O/P

※C…Canon用  N…Nikon用  S…Sony用  F…富士フィルム用  O/P…オリンパス・パナソニック用

V860Ⅱ


GODOXのクリップオンストロボの最上級モデルです。
TT685と基本性能やボタン配置などは同じですがバッテリーが専用のものになっています。
これにより高速のチャージ速度と撮影可能枚数が大幅に増えました。
僕は1日に500枚程度撮影しますが半分以上バッテリーが残るので電池交換の心配はありません。

こんな人にオススメ
・少しでもチャージ速度が速いフラッシュが欲しい人
・余分なバッテリーを持ち歩きたくない人

対応メーカーごとに探す
C N S F O/P

※C…Canon用  N…Nikon用  S…Sony用  F…富士フィルム用  O/P…オリンパス・パナソニック用

3機種のチャージ速度を比較してみました!

②ワイヤレスフラッシュ

AD200 AD360 AD600
最大出力 200 W/s 360 W/s 600 W/s
発光回数
(フル発光)
500回 450回 500回
重量
(フラッシュヘッド、
バッテリー含まず)
560g 780g 2.66kg
価格の目安
(2018年10月時点)
【約3万5000円】 【約4万5000円 【約6万2000円】

※右にスクロールできます
※ワイヤレスフラッシュは全てのメーカーに対応しています。

AD200

GODOXのモノブロックシリーズで一番安いモデルです。
重さと光量のバランスが良くコスプレ撮影の会場などでも使用している人が多いです。
モノブロックなのでカメラに取り付けることができないのでライトスタンドや自撮り棒などに取り付けてラジオスレーブを使い発光させます。
小型ですが一般的なクリップオンストロボ4台分の光量があると言われていて昼間の日差しが強い時間帯に日中シンクロで使ってもキチンと被写体を照らすことができます。

こんな人にオススメ
・クリップオンストロボの光量だと足りない人
・小型のモノブロックが欲しい人

AD360

AD200の上位機種でバッテリーが外付けになっています。
光量も大きくなっていますがその分重量が増しています。
ただバッテリーが540gとかなり重いですが本体の発光部は780gなので頑張れば手持ちライティングも可能です。
これだけの光量があれば困ることはほぼないと思われます。

こんな人にオススメ
・大きな光量がほしい人
・重たい荷物の持ち運びが苦にならない人

AD600

GODOXの製品で最も光量が大きいフラッシュです。
重さが2キロを超えるので持ち運びには向いていません。
しかし複数人をライティングするときなどで力を発揮します。
価格も相当高いです。

こんな人にオススメ
・集合写真などで大きな光を使う人
・お金に余裕がある人

③スタジオフラッシュ

SKII Series QTII Series
最大出力 300W
400W
400W
600W
1200W
価格の目安
(2018年10月時点)
1万4000円(300W)
1万6000円(400W)
6万2500円(400W)
6万8000円(600W)
9万1000円(1200W)

SKII Series


低価格で買えるスタジオフラッシュです。
AD360と比べてもかなり安いので室内で使うのが分かっているのであればこちらがオススメです。

QTII Series


最大出力1200Wの最上級スタジオフラッシュです。
もちろん価格も最上級です。

ラジオスレーブ

X1T Xpro
特徴 低価格モデル 操作性が良くなった上位機種
価格の目安
(2018年10月時点)
5200円 7650円

X1T


低価格モデルですが機能は一通りそろっています。
この機種だけの機能として天面にホットシューがついているのでそこにもフラッシュを取り付けることができます。
しかし操作性があまり良くないので慣れが必要です。

こんな人にオススメ
・とにかく安いラジオスレーブが欲しい人

対応メーカーごとに探す
C N S F O/P

※C…Canon用  N…Nikon用  S…Sony用  F…富士フィルム用  O/P…オリンパス・パナソニック用

Xpro


画面が大きくボタンも増えた上位機種。
機能はX1Tと変わりませんが画面が見やすく操作も簡単です。
ホットシューはついていません。

こんな人にオススメ
・使い勝手のいいラジオスレーブが欲しい人

対応メーカーごとに探す
C N S F O/P

※C…Canon用  N…Nikon用  S…Sony用  F…富士フィルム用  O/P…オリンパス・パナソニック用

ラジオスレーブは別記事にて詳しく解説しています。

X1R

現在すでにフラッシュを持っていてGODOXのラジオスレーブを使いたい場合はレシーバーのX1Rを使えば同じワイヤレスシステムとして使用することができます。

対応メーカーごとに探す
C N S F

※C…Canon用  N…Nikon用  S…Sony用  F…富士フィルム用 

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バージョンアップのやり方

購入したタイミングや店舗によってファームウェアのバージョンが最新じゃない時があります。
バージョンを上げると新機能が増えたりバグをなくせます。
僕の場合もID機能やα7Ⅲ使用時にAF補助光が使えるようになりました!
やり方は別記事で書いてみたのでやってみてください!

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初心者にオススメのコスパ最強の機種

どれもいい機種ですが僕がフラッシュ初心者に1台だけオススメするならTT685です!
カメラメーカー純正の最も低価格のモデルよりも安い!
そして全ての機能を備えていて大光量!
クリップオンストロボの最上位機種であるV860ⅱはバッテリーが違うだけです。
確かにフル発光で600枚以上発光できるのは魅力的ですがそこはお財布と相談ですかね!
もちろんお金があるならV860ⅱがいいと思いますがコストパフォーマンスという意味ではTT685です。
電池はエネループを買っておけば別のフラッシュにも使いまわせますし。
ただ予備の分まで買うとV860ⅱとあまり価格が変わらなくなってしまいますがw
V860ⅱのバッテリーは丸一日使用しても半分くらい残るので僕の場合は予備の準備は必要ありません!

もし予算が2万円だったらV860ⅱを買うよりもTT685とラジオスレーブのX1Tをセットで買ったほうが表現の幅が広がります。

まとめ
・ライティング初心者にはV860ⅱよりTT685・X1T・エネループのセットがオススメ!
・予算が許すならV860ⅱも検討すべき!

純正品と迷っているならAD200一択!

ライティング初心者にオススメなのはTT685(もしくはV860Ⅱ)ですがもし純正品のフラッグシップを買おうと思っていたのなら話は別。
なぜならそれは、
5万円近い予算が確保できているということだからです!!

そこまで予算があるのなら超大光量かつアクセサリーが豊富なAD200がオススメです!
AD200はGN60のフラッシュ4台分の光量があるのに3万5000円で手に入るコスパ抜群のフラッシュです。
5万円の予算があるのならこれとラジオスレーブ、ソフトボックスタイプのアクセサリーを組み合わせてもお釣りが来ます!
こちらの記事でAD200についてレビューしているので検討してみてください!
これ1台あればプロレベルのライティングができますよ!!

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GODOXの評判や口コミ

イベント会場などの撮影会でもGODOXが使われているのをよく見かけるようになりました。
GODOXは中国のメーカーなのでどうしても信頼性がありませんでしたが日本の代理店であるケンコーがGODOXの製品を扱うようになったので品質が保証されるのと同時に日本の電波法に対応した製品が増えました。(のちほど詳しく解説します)
それまでは低価格な非純正ストロボだと「Yongnuo」が人気でしたがいまだに日本の代理店がないのもあってGODOXに乗り換える人が増えているようです。


ほかにもツイッターでGODOXについて調べてみると低価格な機種を複数台購入している人が多いようです。

評判も良くツイッターで別の方にお勧めしているのもよく見ます。
サポートに不安があると言いましたが修理した方もいるみたいです。

輸入品を購入した場合でも代理店のケンコーが修理を受け付けてくれるそうです。


低価格なので新品に買い換えたほうが安くなりそうな気もしますがww

非純正で有名なメーカーNISSINの代表的なストロボ「i60A」とGODOXのフラッシュのチャージ速度を比較してみました。

右二つがGODOXのフラッシュですがチャージ速度はGODOXの方が速いですね!
i60Aは同じ光量で小型なのがメリットですが、かなり発熱があるのでオーバーヒートするのが速いです。

輸入品と国内正規品の技適(電波法)について

機種の話に入る前に輸入品と国内正規品について注意しなければいけないことがあります。
GODOXのフラッシュのほとんどの製品はラジオスレーブという電波で別のフラッシュを発光させる機能がついています。
しかし日本で電波を飛ばしていいのは技適マークがついた電波法で認められた製品だけです。
GODOXの輸入品のフラッシュはこの技適マークがついてないものが多かったのですが最近は輸入品でも技適マークがついたものが増えてきました。
もし技適マークがついていないフラッシュは電波を受ける側として使うことしかできません。
輸入品をAmazonなどで購入するときは技適マークがついてあるものを買うのがオススメです。

もし欲しい機種が技適マークがついていないものしかなくてラジオスレーブとしても使いたい場合ケンコーの「オンラインショップ」で購入すれば手に入りますが価格が高いです。

フラッシュはラジオスレーブとして使わなければいいですが「Xpro」などのラジオスレーブを購入する場合は必ず技適マークがついているものを買う必要があるのでAmazonで購入する場合タイトルに注意してください。

ちなみに僕はフラッシュは技適マークがついているラジオスレーブ(Xpro)を送信機として使い、ついていないフラッシュで受信して発光しています。

純正品にはないものが多いGODOX

純正品はただ値段が高いだけではなくラインナップもいまいちです。
バッテリーは単三電池を使用するものしかありませんし、ワイヤレスフラッシュやスタジオフラッシュのような大光量のものが選べません。
あとでシステムを変更しようとすると余計に費用がかかるのでカメラをどんどん極めていきたい人には特にGODOXがオススメです!!

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