25歳で精巣腫瘍になった話③(精密検査と病理検査の結果)

ウェイウェイ〜!トム次郎(@Twitter)です。
数年前に20代にして癌になり闘病したというお話のパート3です。
今回も自分の体験談ということで不謹慎なくらいユーモアを交えていきたいと思います!

ここまでのお話

退院から2日後

退院した次の日は家で休養してました。
その翌日は手術の傷の具合を見てもらいに病院へ。
すでにあまり目立たなくなっていたけど最終的にはもっとキレイになると言われてハッピー!
(現在までの3年間誰にも気づかれてません!)

しかし「病理検査の結果はまだだけど抗がん剤治療をやることになると思う」と告げられマジ凹み。。。

治療方針

ここで簡単に精巣腫瘍の治療ガイドラインを説明します。

転移の有無
転移なし→経過観察
転移あり→放射線治療 or 抗がん剤治療

まずは腫瘍を摘出し、その後は転移しているかを調べます。
精巣腫瘍の転移はリンパ節→肺→全身に流れ、転移の箇所によりステージが決まります。
転移なし→ステージ1
リンパ節→ステージ2
リンパ節以外への転移→ステージ3
※大きさなどでさらに細かく分かれます。

セミノーマか非セミノーマ
セミノーマ(ステージ2)→放射線治療 or 抗がん剤治療(3クール)
セミノーマ(ステージ3)→抗がん剤治療(3クール)
非セミノーマ(ステージ問わず)→抗がん剤治療(4クール)

抗がん剤の期間は最低限で腫瘍が消えるまでやり続けます。

治療法は病院によって異なりますが僕が聞いた説明だとこんな感じでした。
僕の場合は転移はリンパ節のみで5センチ未満の小さいものだったのでステージ2Aに分類されます。
なのでセミノーマの場合は放射線治療という選択もあったかもしれませんし、抗がん剤治療も3クールで済みます。
しかし今回の先生の話ではおそらく非セミノーマだろうということでした。
ちなみにセミノーマと非セミノーマの割合は5:5くらいだそうです。
もってんな!俺!!

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脳・骨・全身の検査を予約

ネットで調べていたし、先生のパソコンを覗き見して腫瘍マーカーを調べていたのもあってショックは少なめでした。
たぶん大丈夫だろうけど一応検査したいとのことで病理検査の結果が出るまで全身の検査をすることになりました。
PET-CTという最新の機械は別の施設にしかないので予約をしました。

PET-CT
検査薬を注射して、長時間かけて全身のCTを撮る。
がん細胞が光って映るため見落としが激減する。
5mm以下の腫瘍も発見できるようになった。

※詳しくは病院のホームページなどで調べてみてください。

このPET-CTが驚きの価格。1回3万円!!これは医者からの紹介状がある場合でなにもないと10万円かかります。
医療ってやっぱり金かかるのねー!!

まずは脳と骨の検査

翌日は会社に行き現状を報告。
待遇だったりは結構恵まれてるのかなーと思いましたね。上司もみんな優しかったし。

そして次の日に大学病院で検査。
まずは骨シンチと言われる骨の検査のために注射を打つ。
体に行き渡るまでに結構時間がかかるそうで、待ってる間に脳のCT。
前と違って造影剤は使わなかったので気持ち悪くなることもなくてよかった!
それが終わったら骨もCTを撮る要領で検査。
検査をしている間は常に最悪が頭をよぎるからきつかったなー!!

PET-CT

その翌日PET-CTを受けるために電車で1時間ほどの施設に向かいました。
普段遊びに行ってる街だったけどこの時は全然違う色に見えましたね。
すげーキレイな建物で中もおしゃれでした。
注射を打って全身に行き渡るのを待つ間、個室に通されて高級そうなソファーに座ってサッカーの日本代表戦を見てました。
めっちゃリッチな気分!がん患者だけどww
1時間くらい待ってるとお声がかかりCT2台をくっつけたみたいな機械で40分くらいCTを撮った。
こんなの爆睡ですよねーーwww
帰りに映画を見ました。その間は病気のことも忘れられたなー!

4日後 全ての結果を聞きに病院へ

もう通い慣れてしまった大学病院へ両親と。
かなり混んでいたらしく予定の時間から1時間くらい待ちました。3時間くらいに感じましたけどw

検査結果
病理の結果→非セミノーマ(その中でもいろんな種類のミックス)
転移→リンパのみ(約12ミリ)
腫瘍マーカー→HCGβのみ半減期から外れている
生存率→100%とは言い切れない
治療方針→抗がん剤治療を4クール行う

ざっくりまとめるとこんな感じです。
簡単にいうと「良くもないけど最悪ではない」ってことかな!!

抗がん剤治療の説明

精巣腫瘍に有効な抗がん治療はBEP治療と呼ばれているもので「ブレオ」「エトポシド」「シスプラチン」の3種類を使ってガンを集中攻撃します。
シスプラチンの開発によって精巣腫瘍の生存率が大幅に上がったのですが、そのぶん副作用がかなり強くそれによって亡くなる人もいたらしいです。
現代では副作用を抑える薬もあり昔に比べて治療が楽になったと言われています。(それでも地獄でしたがw)
冗談みたいな話だけど恋人と逃げ出した患者もいたらしいですw(やってみた後なら分からなくもないw)
1クールごとに一時退院がある。
とにかくスケジュール通りに治療することが大事なので甘やかさないですよ!と念をおされました。

4クール終えた後に腫瘍が残った場合、30センチお腹を切る手術をやることもあるが僕の場合は小さいので大丈夫そうとのことでした。

転移が1箇所だったのが救い

この結果を聞くまで体のどこかが痛いような気がしてそれが転移なんじゃないかとずっとビクビクして過ごしてました。
理想的な結果ではなかったけど末期と言われたわけでもないし、生存率も100%とは言ってもらえなかったけど低くはないと思います。(ネットで調べると80〜90%くらいかな?)
予後が悪い方の種類だったけどそれなりに早く発見でしたのが唯一の救いでした。
あの程度の痛みや違和感なら全然放置もできたし。
やっぱり体に異常を感じたらネットで調べて、嫌な予感がしたらすぐに病院で検査するのが大事だなと痛感しました。

つづく。

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