スマホの画質に戻れない!カメラ女子と差がつく初心者にオススメのミラーレス一眼【メーカー別】

良い写真撮ってますか!?トム次郎です。
僕はカメラが大好きでして現在20万円くらいするミラーレス一眼を使っています。
それくらいカメラを好きになってくれる人が増えてほしいという気持ちを込めて今回はスマホで写真が好きになった人がステップアップするための記事を書こうと思います。

スマホのカメラはめっちゃ便利

まず始めに言っておきたいのは「スマホのカメラが一番便利」ということです。
良い写真を撮る1番のポイントはそのタイミングでカメラを持っているか?なのでいつも必ず持ち歩いているスマホが良い写真を撮れる可能性が高いわけです。
最近のミラーレスカメラも軽くなっているとはいえ、やはりスマホの手軽さには敵いません。
実際に周りにミラーレスカメラを買った“カメラ女子”なんかがいたら話を聞いてみてください。
たぶん「撮ってる枚数はスマホの方が多い」と言うと思います。そしてせっかく購入したカメラもホコリをかぶるという。
ですが“キレイ”な写真を撮るということにおいては圧倒的にミラーレスや一眼レフの方が有利ですし、写真の奥深さを知ることができてスマホの撮影もどんどん楽しくなってきます。
なので是非ともこの楽しさを皆さんに知ってほしい!ということでカメラ初心者にオススメのエントリーモデルの機種を紹介する前にまずカメラの簡単な仕組みについて説明します。

画素数=画質は間違い

特にガラケーの進化と共に育ってきた世代は200万画素だからキレイ。600万画素だから高画質と思っている人が非常に多いです。
これは半分正解であり、半分間違いです。
映画館で見ている映画と一昔前のガラケーで撮った写真はどちらが高画質に感じますか?
一般的な映画館で上映されている映画は約200万画素です。対して2005年に発売されたdocomoのガラケー「N902i」も200万画素。
つまり画素数=画質ということになると「N902i」で映画が撮れることになります。ありえないでしょ?w

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画質を左右する大きな要素はイメージセンサー

確かに画素数が増えると解像感が出るのでキレイに見えますが、それも表示しているモニターの画素数が低ければ、あまり違いが分からないです。
大きく印刷できるというメリットがありますが容量がでかくなるというデメリットもありますし。ある程度の画素数があればスマホで見ても違いは出ません。
じゃあ画質を決める重要な要素とは?1つは「イメージセンサー」の大きさです。
カメラはレンズを通してイメージセンサーに光を届けて映像化します。その受光する部分がイメージセンサーと言い、このセンサーの大きさによって大きく画質が変わります。
例えばこのセンサーが1cm×1cmの800万画素よりも2.4cm×3.6cmの600万画素の方が明らかに高画質と感じます。
このセンサーサイズにも規格があり最近メジャーなものを大きい順に並べると
フルサイズ(約864㎟) > APS-C(約372㎟) > マイクロフォーサーズ(約224㎟)
になります。ちなみにiPhone7のセンサーは約17㎟なので比べ物にならないくらい小さいです。
じゃあなぜあんなにキレイに見えるかというとセンサーの性能が大きく上がってきたからです。
しかしセンサーが大きい方が画質に有利なのは変わらないので高画質な写真を撮りたいなら性能が上がった大きいセンサーを使ったカメラを選択するのがベストでしょう。
ただし、センサーがでかくなればなるほど本体は大きく、重くなり、それに比例してレンズも大きくなります。

下手したらカメラ本体よりも重要なレンズ

ここまでずっとカメラ本体の話をしてきましたが画質を左右する要素には当然レンズが重要になります。
人によってはカメラ本体より重要という人もいますが僕はどちらも同じくらいじゃないかなと言った感触です。
ここが“カメラ女子”というミラーレスカメラを買っただけで満足してしまう人がもったいないなと思う部分です。(もちろん男性もね!)
本体を買った時についてくるキットレンズをつけて撮る。それも確かに楽しいですがミラーレスカメラがスマホやコンパクトデジカメと違うところはレンズが交換できるということです。

もっとワイドな写真を撮りたい。

グッと被写体に寄った写真を撮りたい。

背景がとろけるようにボケた写真を撮りたい。

そんな願いを叶えてくれるのはレンズなのです。

レンズは大きく分けて2種類

たぶん、スマホとは別にカメラを買おうと思う人に「もっと寄った写真が撮りたいから」という人が多いと思います。
スマホのカメラは基本的に広角(ワイド)のレンズを使っているので遠くのものを撮ろうとするとデジタルズームになり、画質が落ちます。(画素数が減る)
なぜそうなるかというと「単焦点レンズ」だからです。
逆にズームしても荒れないのが「ズームレンズ」になります。
2つの種類のレンズにはメリットとデメリットがあり
【単焦点レンズ】
メリット→高画質・明るい・小さい
デメリット→寄れない

【ズームレンズ】
メリット→ズームしても荒れない(非常に便利)
デメリット→大きい・画質が落ちる

といった違いがあります。
スマホは本体を小さくしないといけないのでズームレンズを採用することができません。なので最近、単焦点レンズの広角と望遠を2つ載せたりして対処しています。

キットレンズってどうなの?

カメラを買う時に初心者の人はキットレンズ付きを選ぶことが多いと思いますが、僕としてはあまりオススメしません。
特に単焦点とズームレンズのセットを買うくらいならどちらかの欲しいレンズのワンランク上のものを買った方が満足度は圧倒的に高いです。
まず、初めて買うレンズをズームか単焦点か、そもそもどんな写真を撮りたいかを考える必要があります。
例えば昆虫や料理を大きく見せたいならマクロレンズとか、風景を撮りたいなら広角の単焦点とか、ポートレートを撮りたいなら望遠の単焦点とか。
結婚式みたいなあまり動けない状況で使いたいなら画質は多少落としてもズームレンズとか。
まずはなぜカメラを買いたいと思ったかを振り返るのがオススメです。
もし他の用途で使いたくなったらレンズを買い足すこともできますし、レンズは本体よりも価格が落ちづらいので売ることもできますよ。

キレイな写真を撮るのにレンズが重要なのが分かっていただけたと思うのでカメラと一緒にレンズの紹介にいきたいと思います。

新品?中古?予算は?お店は?

カメラを買うのには当然ながらお金がかかります。
たまに友人から「レンズ込みで3万円以内で買いたい」と言われることがあります。
僕個人としては3万円以下のものを買うくらいならスマホのカメラを使った方がいいと思います。
そこまで安いものだとスマホの写真とあまり差が出ないので買っても後悔するだけです。
せめて7万円くらいは用意した方がいいと思います。
しかしその予算で高画質なものを揃えるのは難しいので中古品をお勧めします。
カメラ本体に傷が付いていてもいい写真は撮れますし、レンズ自体に傷がなければ多少汚れていても問題ありません。
僕もレンズは中古で買っていますがオークションみたいに信用がないところで買うのはやめた方が無難です。
カメラ好きに有名なお店のMap Cameraで買うのがオススメ。
実店舗が新宿にありますし、中古で買っても保証をつけることができますし従業員の方も電気屋と違ってカメラに精通している人なので安心です。

ではメーカー別のオススメを紹介します。

オリンパス(OLYMPUS)

OM-D E-M10 MarkII


センサーサイズ:マイクロフォーサーズ

オリンパスといえばカメラ女子に人気な「PENシリーズ」ですが僕がオススメするのはこちらのOM-Dです。(PENはおしゃれカメラになりつつある)
こちらのカメラの1番の推しは「手ぶれ補正」が超強力ということです。
センサーサイズがマイクロフォーサーズなので小さいのですが、そのぶん手ぶれ補正などのシステムを組み込みやすいのもあり、手持ちでもブレない写真を撮れるので失敗が劇的に減ります。
AFの速度も速く人気機種です。
撮った写真をスマホに送ったり、スマホをリモコン代わりにして撮影できますがモニターが自分に向かないので自撮りには向いていません。

この他の作例

 

 

 

単焦点レンズ


M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
こちらはマクロレンズになるのでカメラを被写体に近づけて撮ることができるので花や生き物を大きく写したい時に便利です。
画質も良く非常に評判のいいレンズです。
マクロレンズですがもちろん普通にスナップ写真などを撮ることもできます。

この他の作例

 

 

ズームレンズ


M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
明るいズームレンズで高級なだけあって非常に高画質なレンズです。
さらにマクロレンズのように被写体によって撮影することもできるので様々な用途に使えます。
望遠はそこまでできないので、遠くのものを撮るのは苦手です。

この他の作例

パナソニック(Panasonic)

LUMIX DMC-GX7MK2


センサーサイズ:マイクロフォーサーズ
パナソニックのカメラとオリンパスはレンズのマウント同じなので同じレンズを使うことが可能です。
そのためラインナップが多く選択肢がたくさんあるのも魅力の一つになります。
このカメラはコンパクトながらに高機能と人気が高かった機種の後継機となりさらなるブラッシュアップが施されています。
静止画の画質の良さもさることながら4K動画を撮影することができるのも嬉しいポイントです。

この他の作例

 

 

単焦点レンズ


LUMIX G 42.5mm F1.7 ASPH. POWER O.I.S.
こちらは中望遠の単焦点レンズなのでモデルを撮影するようなポートレート撮影に適したレンズです。
このタイプのレンズは最短撮影距離が遠いものが多いのですがこのレンズは被写体に近づいたクローズアップ撮影も可能になっています。
明るく、背景をぼかすした写真を撮りたい方にはオススメのレンズです。

この他の作例

ズームレンズ


LUMIX G X VARIO 35-100mm F2.8 POWER O.I.S.
遠くの被写体を取れる望遠のズームレンズでありながら360gと軽いレンズ。
F2.8で明るいレンズなのでライブハウスなどの暗くて距離がある撮影に適したレンズになります。
後継機のⅡが販売されていますが初代でも十分素晴らしいレンズなので予算がない方は中古でこちらのレンズを手にいれるというのがオススメです。
このレンズの作例はこちら

ソニー(SONY)

α6000


センサーサイズ:APS-C
少し古い中級機ですがそのぶん価格が落ちているので非常にオススメな機種です。
高速連写やオートフォーカス速度、センサーサイズが大きいのも魅力的です。
実はミラーレス市場ではソニーはものすごい勢いで成長しており、新しい種類も続々発売されています。
僕が使っているのもSONYのカメラです。
SONYはフルサイズのミラーレスと同じレンズが使えるので将来フルサイズに買い換えた時も同じレンズを使うことができます。
Wi-Fiを使ってスマホから撮影はできますが自撮りはできません。

この他の作例

 

 

 

単焦点レンズ


SEL55F18Z
SONYの一眼を代表するレンズと言っても過言ではないくらい評判のいいレンズです。
プロも絶賛している画質でフルサイズにも使えるので将来もっといいカメラに買い換えた時にもそのまま使うことができます。
僕が一番使用しているレンズでもあります。
ただし最短撮影距離が遠いので接写をすることはできません。

この他の作例

ズームレンズ


SEL18200LE
少し暗いレンズですがこれ一本で広角から望遠までをカバーできる非常に便利なズームレンズです。
ただしそのぶん大きいので持ち運びが大変です。
こちらはAPS-C用のレンズなのでフルサイズ用のカメラで使うと端が切れてしまいます。

この他の作例

キャノン(Canon)

EOS M6


センサーサイズ:APS-C
カメラといったらCanonを思い浮かべる人が多いですがミラーレスにおいてはあまり力を入れておらず機種の種類は少なめです。
その中でおすすめなのがこのカメラです。
Canonのミラーレスで中級機にあたる機種ですがこのクラスのカメラでは珍しく自撮りができるのが特徴です。
やはりスマホからの乗り換えになるとできないことが出てくると不満に繋がりやすいので、液晶を自分に向けられるのは嬉しいポイントだと思います。
オートフォーカスも早く様々なシーンで活躍できるカメラです。

 

単焦点レンズ


EF-M22mm F2 STM
パンケーキと呼ばれる小型の広角な単焦点レンズです。
Canonのミラーレスを買ったら必ず買うべきと言われているほどの人気と評価が高いです。
小型だと付けっ放しにしてバッグに入れられるので撮りたいときにカメラを持ってこなかったという状況も減るはずです。
>このレンズの作例

ズームレンズ


EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
こちらは広角のズームレンズ。画角が広いので周りの風景を大きく写した面白い絵作りができますしマクロ的に使うこともできます。
さらにズームレンズとしても軽く取り回しのいいレンズです。
ただしあまり望遠はできないので遠くのものを大きく写すのは苦手です。
>このレンズの作例

富士フイルム(FUJIFILM)

X-T10


センサーサイズ:APS-C
老舗のカメラメーカーFUJIFILMのミラーレス機。
富士はCanonと違ってミラーレス機にかなり力を入れており、ユーザーからの評価も高いメーカーです。
センサーサイズはAPS-Cですが独自の技術によりフルサイズと同等の画質で撮れると謳っています。
この機種はミドルレンジの型落ちモデルになりますがバリバリ現役でも使える優れたカメラです。
フラッシュが内蔵されているのも素晴らしいです。

この他の作例

 

 

単焦点レンズ


フジノン XF90mm F2 R LM WR
今回紹介するレンズの中でも一番お値段のお高いレンズ。
しかしその価格以上の超高画質な画を撮ることができます。
望遠の単焦点でとても綺麗なボケを作り人物や商品などを撮影することができるポートレートにもってこいのレンズです。
評価も高く富士のカメラを買ったらぜひとも使いたい機種です。

この他の作例

ズームレンズ


XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
価格がリーズナブルでコストパフォーマンスに優れたズームレンズです。
とりあえず明るく綺麗なズームレンズを持っておきたいという方にはこのレンズが最適です。
特に突出したところはないですがオールランドに使える便利な商品です。

この他の作例

一眼の世界へようこそ

スマホでカメラの楽しさを知って、もっと深くその世界を知りたいと思うのは素晴らしいことだと思います。
しかし、そこで中途半端に安いカメラやレンズを買って「一眼ってこんなものか」と落胆してしまうのは本当にもったいないことだと思います。
例えばスマホの本体は最近だと10万円を超えるものも珍しくありません。
であれば一度スマホの買い替えを我慢してそのお金でミラーレス一眼を購入するというのも一つの手だと思います。
最近のスマホは2年以上使えるくらい高性能なものも増えています。であればわざわざ買い換える必要もないしカメラを買って新しい世界に飛び込んでほしいと思っています。
そして何をどうやって撮りたいかを考え、機種を選定してください。
何より可愛いからなんて理由でカメラを買ってお金をドブに捨ててしまうのはやめましょう。

ようこそ!一眼の世界へ!!

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