最近映画見る時間がなくてつらたん。トム次郎(twitter)です!!
お茶の間では評価の低いとされている「前田敦子」さんについて語りたいと思います。
アイドルとしての前田敦子
映画女優としての話をする前にアイドルだった頃の話をプロフィール紹介も兼ねてしたいと思います。
僕はこの時期の前田敦子についてあまり詳しくないのですがアイドル時代の彼女を「あっちゃん」と呼びたいと思います。
あっちゃんは秋元康が企画したアイドルグループAKB48の初期メンバーとして芸能界デビュー。
グループのセンターとしてパフォーマンスをするもこの時期は今以上にアイドルが毛嫌いされていたのもあって、お茶の間からは
「こんなのがセンターなんてありえない」
「かわいくない」
「あたしの方がかわいい」
などの声が上がり結果として“日本で最も嫌われたアイドル”となってしまいました。(1つどうでもいいウソ)
僕もこのころはアイドルに偏見を持っていたのもあり似たようなことを言っていたと思いますが今となっては
可愛くなくてもトップに立てるシステムの方が素晴らしいじゃないか!
なんて思っています。
ブスなのに人気があるってむしろ褒め称えられるべき人物じゃないですかね。(あっちゃんのことじゃないよ)
学校のクラスにそんな人がいたら尊敬しますし。
むしろ可愛いだけの顔面に頼りきってる奴よりよっぽど好感持てますよ!!
話が逸れましたがそんなアイドル人生を過ごしていた彼女にきた女優としての最初の仕事は映画「あしたの私のつくり方」での助演。(2007年)
もちろんこの時の演技は目も当てられないレベル。
よくある話題作りのためにアイドルを起用しただけの映画になっていますね。
個人的にはモノローグが中心に話が進み同じ内容をテロップとして出す演出の品のなさの方がノイズでしたが。
そんな感じでアイドルとしての女優業はテレビドラマなどでも始まり「マジすか学園」で連続ドラマの初出演を務め、ついに2011年「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」で映画初主演。
この作品でも映画女優として目立った活躍はしませんでした。日本アカデミー賞で話題賞を取りましたが日本アカデミー賞自体がアレな賞なので。
しかしこの映画でも共演した池松壮亮との出会いが彼女の映画女優としての成長の第一歩を踏み出したと言ってもいいでしょう。
映画俳優「池松壮亮」
彼は劇団四季のライオンキングで主演を務め、ハリウッド映画「ラストサムライ」でトムクルーズとも共演をした根っからの映画俳優で、映画ファンからの評価も非常に高い役者です。
あっちゃんはそんな彼とテレビドラマQ10で出会い、映画の面白さを教えてもらい1日に数本見るまでハマりました。(のちに映画館での目撃情報が大量にネットに流れた)
そして映画への熱が高まっていたあっちゃんを女優前田敦子として目覚めさせる監督と出会いました。
映画女優としての前田敦子
その監督とは苦役列車で初タッグとなった山下敦弘監督です。
苦役列車
まず言わせてほしいの。この映画めっちゃおもしれぇ。
あのね。森山未來が演じる北町貫多が最高なの。もう一度言いたい。最高。
さらに助演である高良健吾の圧倒的良い奴。
他にもマキタスポーツなど出てくる人たちの演技のレベルがめっちゃ高い。
そしてその中でも全く引けを取らずにヒロイン役として輝いている前田敦子ぉ!
アイドルなのに泥だらけになってキスシーンまでしていてね。偉いなーと。手まで舐められてるし。
この映画で女優として彼女に魅力を感じた映画ファンはかなり多いと思います。
もともと前田敦子さんも「天然コケッコー」で初めて映画監督を意識するようになり好きな監督と公言していたし、のちにアイドル映画の名手とまで言われるようになった山下監督との相性が抜群でしたね。
この組み合わせを見たい!と思っていた映画ファンたちに待望の映画が公開されました。
それが「もらとりあむタマ子」
もらとりあむタマ子
この作品で映画女優前田敦子が爆誕しました。もうね。予告編だけ見てももう最高すぎんだろ。映画館でも爆笑起こってましたし。
そもそも今までの作品って前田敦子さんが“美少女”として登場することが多かったのですが、そこに疑問を感じていた人に対してのアンサー的な作品じゃないかなと思っております。
前田敦子は美少女ではなく田舎町にいる可愛らしい女の子感ですよ。しかもだらしねぇ感じ。今までの役で一番好きだね!僕は。
そもそも女優=可愛い人って定義がおかしすぎだし色んな役があるわけだから、その中でも前田敦子の魅力を500%引き出した作品じゃないでしょうか。
もうこの時にはAKB48は卒業していてアイドルではなくなっていたので「夢:アイドル」というのも良かったですな。
作品ごとに成長し上手くなっていく演技力
山下監督に女優としての才能を開花してもらった彼女はその後も映画に参加し続け映画ファンの心を魅了し続けています。
特に僕が好きなのは「モヒカン故郷に帰る」ですかね。
モヒカン故郷に帰る
こちらも天才監督である沖田修一により魅力が最大限に発揮されています。松田龍平との組み合わせも抜群でね。大好きですわ。
やはり女優としての力を発揮するには監督あってこそ。というか演技が下手に見えるのは監督のせいでもあるのかも。
「イニシエーションラブ」での演技も好きだったけど、そもそも堤幸彦監督が下手くそすぎて最低でしたけど。なんなんすかね。あの間抜けな構図とか。
セブンスコードでの黒澤明監督との組み合わせも良かったなー。
「THE映画」な作品で活躍中
前田敦子が評価されているのはどちらかというとミニシアター系の小さめな公開規模のものが多いけどそっちの方が向いていると思います。
大型の映画だとアイドル時代のアンチが多すぎて女優としての評価をする気がない人だらけだし、演技力をしっかり見せるなら映画ファンが通っているようなミニシアター系を攻めていってほしい。
テレビドラマなどではあまり評価されていないけど映画女優としての評価はかなり高い人なので、「アイドルとしてのあっちゃんは嫌いになっても女優としての前田敦子さんのことを嫌いにならないでください。」
トム次郎(twitter)でした!
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