ただひたすら楽しい「モアナと伝説の海」の感想(ネタバレあり)

鑑賞日 3月11日
監督 ジョン・マスカー(プリンセスと魔法のキス アラジンなど)
ロン・クレメンツ(ヘラクレス リトル・マーメイドなど)
出演者(吹き替え版) 屋比久知奈 夏木マリ 尾上松也 ROLLY

 

80点

 

思っていたよりミュージカルだった

前情報は「ディズニー最新作」くらいで観に行ったのですがやたら「歌が多いな」と思っていてそういえばミュージカルだったと気づきました。
しかもどの曲もすごい耳に残ってそれだけでもかなり楽しめました。ラプンツェルは話は良かったけど曲が印象に残らなかったのがヒットしなかった理由かななんて思っているので(ミュージカルということすら覚えてない人もいるくらい)やっぱり曲が良いってミュージカル映画には非常に大事な要素なのかと。アナ雪のヒットは曲の要素がかなり大きかったと思うし「Let It Go」以外の曲も1回聞いただけで頭の中でループするくらい良かったです。
あと本編とは関係ないですが予告編が結構見せすぎな部分があるので見なくて良かったですね。
 

話はまさにディズニー

今作の悪だと思っていた人が実は善のための行動が裏目に出ていたというのは最近のディズニーのヴィランをだたの悪にはしないという流れをそのまま主人公サイドに持ってきた話だったし、それを古くから伝わる神話にしたことで実世界にも置き換えられる深い話になっているんじゃないでしょうか。
誰かから聞いた話と直接その人に聞くのとで全然違う印象になることはよくあることだし、聞いただけで悪だと決めつけるのは良くないってディズニーらしい良いメッセージだなと。
「チア⭐︎ダン」と同じ日に観たのもあってかギャグセンスの高さも印象に残りました。あまり考えたことがなかったけどディズニーのギャグって毎回めちゃくちゃ面白いですよね。ギャグシーンだけとってもすごいと思うしそれをストーリーに絡めたりするから素敵!(今作だとサメの変身)
 

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ラスボスの正体

大地と炎の悪魔「テ・カァ」がラスボスだったと最後に分かってディズニーのヴィランをただの悪にしないというテーマなのは分かるのですが今までの戦いはなんだったの?と思ってしまいました。
心を返すためにわざわざ海を渡ってきて一度追い払われて、マウイと喧嘩までしてっていう流れを見ていたのでかなり微妙な気持ちに。正直ここはうまくいってるとは思えませんでした。
それと海がどこまで助けてくれてどこからは助けてくれないのかが曖昧でちょっとノイズでした。
 

そーす太郎さんのブログが最高

僕は観ているときは気づかなかったのですがそーす太郎さんのブログで貝殻があるもののメタファーなんじゃないかと書いていて爆笑しました。
http://ameblo.jp/taro07o2
確かに言われてみるとそう見える。というかそれにしか見えなくなりましたw
相変わらず面白い感想書くなーと尊敬してます。

 

ディズニーすごすぎ

「ズートピア」の次にこんなハイレベルな作品を出せちゃうスタッフがゴロゴロいるって本当にすごいなと思いました。
今作も今の世界が楽しくても外の世界も知るのが大事という押し付けがましくない素晴らしいメッセージだし出てくるキャラもめっちゃ良かった。
MAD MAXオマージュと言われている「カカモラ」はスターウォーズのイウォークみたいで可愛かったし鶏の「ヘイヘイ」も笑い担当として最高でした。
子豚の「プア」は可愛かったけど必要だったのかな?というかイメージ映像とかでなぜか船に乗ってて「お前いなかっただろ!」とツッコミたくなりましたw