ついにPlayStation VRでもVer.4.50からシネマティックモードで3D映画を観られるようになったのでバージョンアップして試してみました。
映画館の3D映像の種類
映画館では現在3種類の3D映画のシステムがあるのでそれぞれの特徴を説明します。
RealD(パッシブ方式)
一番多く使われているシステムでメガネを買いきるタイプはほとんどこれです。
スクリーンには画素で分けた右目用と左目用の映像が写りメガネに入っている偏光板で3Dに見せています。
特徴としては少し暗くメガネも軽いです。
XpanD 3D(アクティブシャッター方式)
現在ほとんど使われていないシステムでメガネにセンサーがついていてスクリーンの上部からの信号を受け取ります。
スクリーンには右目用と左目用の映像を交互に写し、そのタイミングをセンサーが感知してメガネのシャッターが交互に閉じています。
特徴は解像度はフルの状態で見られますがかなり暗くメガネが重いです。
IMAX3D(パッシブ方式)
現在使われているシステムで最も明るくキレイにみることができる3Dです。
基本的にはRealDと同じ偏光板を使ったシステムですが2台のプロジェクターを使いメガネで暗くなる分の輝度を稼いでいます。
特徴は明るくキレイな映像が見られますが値段が高く限られた映画館にしかシステムがないです。
家庭用は?
映画館では偏光板を使ったRealDが主流ですが家庭用のテレビやプロジェクターはXpanDと同じアクティブシャッター方式が主流になりました。
この理由にはテレビのパッシブ方式だと解像度が半分になったり、プロジェクターを使う場合シルバースクリーンが必要になり費用が高くなることなどがあると思います。
したがって家庭で3Dを楽しむ場合「暗くてメガネが重い」状態で見ることがほとんどでした。
僕も家にプロジェクターがあり3D映画を観ました。メガネの重さはそこまで気になりませんが、ものすごく暗いです。
救世主「PlayStation VR」
そして3月9日にPS VRでも3D映画が観られるバージョン4.50“SASUKE(サスケ)”が配信されました。
パッシブでもアクティブシャッターでもない方式なので早速試してみました。
実は買ってからほとんど使ってなかったり。バイオやらないとなぁー。
3種類のソフトを試す
試したのは3D演出がガッツリ盛り込まれていた「アメイジングスパイダーマン2」と暗いシーンが多かった「ゼログラビティ」。あとアニメの「塔の上のラプンツェル」も。
ちなみにPS VRのシネマティックモードは右を向くと画面が左に残ったままになるので実際に映画館にいるような感覚で観ることができます。(画面サイズを小にすると一緒についきます)
今回は検証ということで印象に残っていたシーンだけ観ました。
観たのは冒頭の戦闘シーン。ものすごい迫力。周りのものが一切見えないのでIMAXで見た時よりも没入感があった。
奥行きの3D演出もバッチリで暗い宇宙も明るく見えた。
家のプロジェクターだと暗かったがPS VRだとしっかりコントラストが残っていてキレイに見えた。
どのソフトもIMAXくらい明るく見られます。完全に視界が遮られているので没入感は映画館以上だと感じました。
画面サイズは大にするとデカすぎてよく見えないので中がちょうど良かったです。小だと画面がついてくるので中の方が映画館っぽさを味わえます。
マイナスなポイント
確かに明るい映像が観られるのですがPS VRは解像度が半分になるためジャギーが少し目立ちました。それと分かっていたことですが他の3D方式に比べて圧倒的に重いですΣ( ̄Д ̄;)
あとPS VRは映像が表示されていない時に変な模様みたいなのが見えるのも残念です。なんなんですかね?あれ。
一番身近な3D視聴システム
今から3D対応のテレビやプロジェクターを買ったりメガネを買い足すのではなくゲームを目的に買ったPS VRをそのまま使えるという意味でも最も身近な3D視聴システムだと思います。
PS VRを持っている人で映画好きな人はソフトを買ってみるといいんじゃないでしょうか。
しかしいつになったらPS VRは普通に店頭で買えるようになるんだろうか。
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