HiGH&LOWの琥珀さん?「マリアンヌ」の感想(ネタバレあり)

鑑賞日 2月13日
監督 ロバート・ゼメキス(バック・トゥ・ザ・フューチャー、フォレスト・ガンプ一期一会など)
出演者 ブラッド・ピット マリオン・コティヤール

 

50点

 

映画界の巨匠の最新作

監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などでおなじみのロバート・ゼメキス。前作の「ザ・ウォーク」はワールドトレードセンターを綱渡りした男の実話を元にした話で3D効果もあり非常に楽しめました。
今作の舞台は1942年で戦時中にスパイのマックス(ブラッド・ピット)とフランス軍レジスタンスのマリアンヌ(マリオン・コティヤール)が作戦中に出会い結婚するがマリアンヌにスパイ容疑がかけられるという話です。

予告編が超かっこいい

劇場には平日にもかかわらずかなりの客が入っていてロバート・ゼメキスが監督でブラッド・ピットが主演となると注目も高かったと思いますが予告編で観たいと思った人が多かったんじゃないでしょうか?
この記事にも貼ってある2分25秒バージョンの1分10秒くらいからの音楽の使い方と編集がめっちゃかっこよくて僕もこれで絶対観ようと思いました。

 

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疑心暗鬼にさせる演技

スパイ容疑をかけられるマリオン・コティヤールの演技はこの映画の最も評価される部分じゃないでしょうか。何気ない話をしている時もマックスと同じように裏があるんじゃないかと疑ってしまう絶妙な表情をしていたと思います。
もちろん監督の演出力もあってのものですが。

 

琥珀さん級の暴走?

スパイかどうか見極めるためにマリアンヌに嘘の情報を教え、それを傍受するという作戦を実行します。
しかしいてもたってもいられないマックスは自分の手で真相を知ろうと過去のマリアンヌを知る人とコンタクトを取ろうとした結果かなりの人が死にます。戦時中の敵国だとはいえ手榴弾を使うところはマジか!って思ったし、一緒に手伝ってくれた人たちにも迷惑かけすぎでHiGH&LOWの琥珀さんかな?と思ったり。数日待てば作戦の結果が分かるんだから信じられないとはいえそんなことしなくても。

なんともいえない脚本

「本物のマリアンヌはピアノが弾けた!」という情報を手に入れたマックスが「ここで弾け!」とマリアンヌに命令すると「マックスと子供の命が危なかったため仕方なく情報を流した」と判明するのですが、正直この展開が「そうなんだー」くらいにしか思えなくてガッカリでした。
そのあとマリアンヌを脅していた人たちを殺しに宝石店にいったときに謎の間があって銃を持って不意打ちしたのにあんなに時間かかりそれに何の説明もなくマックスが出て来たりしてイライラしました。演出のための演出でしたね。
結局軍から逃げ切れずこのままだと家族全員殺されてしまうのでマリアンヌが自殺するラストも「なんだかなー」くらいにしか思えませんでした。
確かに悲しい話ではあるけど映画として盛り上がるかといったらそうでもない話かな。

かなり高めの期待値だったのもあり観終わってからもガッカリ感が強かったです。