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RHYMESTER(1989年結成)
この曲を語るにはまずこのアーティストを紹介しなければなりません。
早稲田大学のサークルで一緒だった宇多丸とMummy-Dが結成。のちにDJ JINが加入した2MC1DJのヒップホップグループ。
日本語ラップがまだ認知されていなかった時代を生き抜いてきたレジェンド。
特にリリックが素晴らしく、夢をテーマにした曲はくすぶっている気持ちに火をつけさせられ、まるで自分のことを歌っているかのように感じる。
また現代社会に向けたメッセージの曲なども歌う。
MCの宇多丸は毎週評論をするほどの映画好き。またもアイドル好きでモーヲタ清里バスツアーに参加したことも。
Base Ball Bear(2001年結成)
RHYMESTER結成から12年後、ボーカルの小出祐介を中心に高校での文化祭ライブ後に結成。
小出祐介(ギターボーカル)、湯浅将平(ギター)、関根史織(ベース)、堀之内大介(ドラム)の4人組のロックバンドだったが2016年に湯浅が脱退し現在は3人体制となる。
青春ソングなどを歌い「未知のコード感」を持つとも紹介される。
小出も映画やアイドルが好きであり楽曲提供もしている。
そして2013年 夢のコラボが実現する
小出祐介が学生時代から憧れていたRHYMESTERにコラボのオファーをし「The Cut-feat.RHYMESTER-」が発表される。
制作が難航したこともあったがBase Ball BearとRHYMESTERどちらのファンも大満足の最高の曲となった。
lyrical school
一方その3年前の2010年「tengal6」というおそらく世界初のヒップホップアイドルユニットが発表された。
2012年T-Palette Recordsに移籍しlyrical schoolに改名。
スマホジャックMVの「RUN and RUN」で話題になったり、メジャービューを果たすも2017年2月で現体制の解体を発表。
アイドルネッサンス
2014年にBase Ball Bearの所属事務所ソニー・ミュージックアーティスツがアイドルグループを「アイドルネッサンス」を立ち上げる。
当初はロックアイドルをやる予定だったが、そのジャンルを始めるのは遅いと小出の反対により名曲を蘇らせるをコンセプトにしたカバー曲を歌うグループとなる。
デビュー曲はBase Ball Bearの「17才」
リリカルネッサンスの誕生
2015年の対バンで一度組んだグループが期間限定で復活。
「TOWER RECORDS presents ザ・感謝祭 2017 新春」でThe Cutを初披露した。
そして一夜限りのライブと音源の発売を発表し、MVも配信された。
好きを4乗した曲
ここまでがリリカルネッサンスの「The Cut」が生まれるまでの歴史です。
僕はライムスターもベボベもリリスクもアイルネも大好きだったので、この曲が発表された時会社にいたのですが思わず声を出してしまいました。
好きなものがここまで一緒になることってなかなかないと思います。
アイルネのカバー曲を選んでいる方のセンスは抜群だと思っていましたがこの組み合わせは全く思いつきませんでした。
しかも日本語ラップを広めたをRHYMESTERをリリスクがカバーし、ベボベを17才でデビューしたアイルネがカバーするという文脈を考えるとより感動が大きくなります。
もちろんライブ行きます
2月11日にある「THE CUT」リリースパーティーも もちろんチケットを入手しました。
僕は今年の最初のライブですし、リリスクは今月で現体制を終了するのでこのメンバーでは最後のコラボになるので全力で楽しみたいと思います。
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