オススメ!「ナルコス シーズン1・2」の感想(ネタバレあり)

パブロ・エスコバルを知らない子供たち
鑑賞日 1月13日〜20日

 

 

85点

 

 

 

これが実話だったなんて…

コロンビアの麻薬戦争を描いたドラマなんですが僕はパブロ・エスコバルを全く知らなかったので驚きの連続でした。
彼は実在した人物でコカインを販売し年間250億ドルを稼ぎ出し世界で7番目の大富豪になった男です。
他にもとんでもないエピソードが山ほどあって
・あまりにも稼ぎすぎて隠しきれないので貧困層にお金をばらまいた
・貧困層からの支持を得て国会議員になった(すぐに引きずり降ろされた)
・邪魔な政治家を殺すために飛行機を爆破した
・押収された証拠品を消すために最高裁を襲撃した
・投降したと思ったら刑務所が豪華なホテルのような場所だった
など信じられないことをしてきた人です。(これでも一部)

冒頭で毎回この話は事実を元にしたフィクションだとテロップが入るのですが、このような展開の後に実際のニュース映像が入って「ここ実話だったの!?」と何回も驚かされました。

コカインの作り方を説明するシーンがあったのが面白かったですね。初めて見ました。
そのコカインをいかに大量にアメリカに持ち込むかを考えていて本当に悪知恵が働く人なんだなと思いました。(マリファナ2tとコカイン5kgの価値が同じというのもビックリ!)
それにしても何故悪いことをする人たちは自分の家族を大切にできるのに他人のことは考えられないんでしょうかね?まぁ仲間意識が以上に強いということなんでしょうけど。

シーズン1の終わりはパブロに夢中になってしまったマーフィー=視聴者な感じで最高でした!

 

親族たちはどう感じていたのか

全体を通してすごく考えさせられたのがパブロの母と嫁の心情ですね。おそらく反国家な考え方なのはわかるんですが、確実に関係ない人も巻き込んでいるのにパブロには何も言わず自分たちのことばかり考えていて、罪の意識はなかったのかなと。パブロの暴挙を唯一止められる立場にいたのに何も言わなかったわけですからね。

明らかに間違った方法で貧困層から指示を得て選挙に勝つというやり方もどこかの大統領の話と似てるし、麻薬戦争は未だに続いてしまっていますけど日本だとあまり知らない人が多いのかなと感じますので、こういったドラマなんかで興味を持てばいいんじゃないでしょうか?おすすめです!

麻薬戦争映画でめっちゃ面白かった映画(こっちはメキシコの話。壁なんか作っても意味ないよってのが分かります)