ナメてた相手が実は殺人マシーンでした系映画!!
鑑賞日 1月21日
監督 ギャビン・オコナー
出演者 ベン・アフレック アナ・ケンドリック J・K・シモンズ
90点
僕の大好きな「ナメてた相手が実は殺人マシーンでした系映画」(ギンティ小林さん命名)だったので公開日に観てきました。
今作はあまり情報を入れないで観た方が面白いと思うので気をつけてください。(後半がっつりネタバレします。)
主人公の設定が秀逸
主人公のクリスチャンは高機能自閉症で他者とのコミュニケーションがうまく取れないが、圧倒的な集中力を持っていて物事を最後までやりきらないと興奮してしまう子供でした。(冒頭のパズルの見せ方は見事!)
そんな彼の父親は自分で身を守る術を身につけるべく厳しい訓練を小さな頃から受けさせます。そして超人的な頭脳と肉体を手に入れることになりました。
普段は裏社会で会計士をしてるが たまには表でも仕事をしないと怪しまれるため不正調査の仕事を受けます。
無口な人が饒舌になる瞬間がたまらなく愛おしい
この調査のシーンがすごく好きなシーンでペンを綺麗に並べてから仕事に取り掛かるところとか夢中になってガラス窓にも書いてしまうところも好きなのですが、何よりデイナとのやりとりが素敵でした。
クリスチャンはコミュニケーションを取るのが苦手なのでデイナに話しかけられても遠ざけてしまうんです。しかし調査で謎が解け出すとデイナに楽しそうに説明するんです。
僕の好みの女性のタイプの1つに「普段あまり喋らない人が好きなものの話になると急に饒舌になる」というのがあるんですけどまさにそれでした。
「これを見れば分かると思うが」と言われてなんだか分からないけど嬉しくなっているデイナの表情も最高でしたね。
本性を現すシーンがゾクゾクした!
そのあとCFOが殺されたりなんかしてついに殺人マシーンとしての本性を現すシーンも見所でした。
クリスチャンは狙撃が得意なのですがスナイパーライフルの弾は音より早いため倒れてから音が遅れて聞こえる演出もかっこ良かったです。(高知戦の2秒を思い出しました)
クリスチャンが使う銃は全て音が重くてパワフル感がありましたね。
デイナを助けたあとホテルでの会話シーンでなぜこのホテルにしたかとの問いに「君が喜びそうだったから」という答えもなんて素敵なメッセージなんだと思いました。たとえ自閉症だとしても誰かと繋がっていたいと思ったり、喜んでほしいと思ったりするなんて当然のことだけど普段いかに自分がちゃんと考えてないかを気付かされました。
クライマックスは立てこもっている屋敷に豪快に銃弾を撃ち込むところから始まりますがまるで戦車ですねw
格闘アクションも設定を活かしてスマートに倒していくのも気持ちよかったですね。
兄はただの殺し屋だったの?
ただここで敵のボスが兄だということが判明するのですが行動理由がよく分からなかったです。ただの殺し屋? だとしたら感情移入できないし。弟を探していたのは分かるけど。
あと回想シーンの時系列がバラバラなのも分かりづらかったですね。
社長をあっさり殺すラストはジョン・ウィックみたいで好きだし、最後にもう一度施設のシーンを入れて「そのテスト自体が間違ってるとしたら?」と問いたり、何よりアシスタントがあの子でびっくりでお腹いっぱい楽しめました。
あと途中で家に侵入者が来た時用の機関銃も笑いましたw(今回のベン・アフレックはシュワルツェネッガー感ありましたしw)
アクション映画としてのレベルも高いしカップルで来てる人も多かったのでデートムービーとしても楽しめると思います!オススメです!!
こちらも「ナメてた相手が実は殺人マシーンでした系映画」 続編も楽しみ!
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